最後までお読みいただきありがとうございます。そろそろまとめに入りましょう。
これまで「小説の書き方」について説明してきましたが、大事なことは以下の2つです。

・「小説の書き方」は誰かに教わるものではなく、自分で見つけるもの

・「小説の書き方」を見つける方法は、「書くこと」ただひとつだけ(一部の天才は除く

これは「小説の書き方」以外のすべての物事に通じることでしょう。
何かを上達したいのならば何かを「やり続ける」しかないのです。

これを師匠から教えてもらった時、私はひどく落胆しました。
結局、努力するしかないんじゃないですか、と。
すると師匠はこう言ったのです。

「努力すれば上手くなるなら、簡単な話じゃないか」

この師匠の言葉をどう受け取るかは、皆さんにお任せいたします。
ですが私は根っこが単純なので、「なるほど、たしかにそうだな」と妙に感心してしまいました。
そしてこの時感心してしまったからこそ、現在は業界の片隅で、小説を書きながら暮らしています。

とは言え、だから闇雲に「書き続けろ」というのはあまりにもひどい話です。
せっかくお読みいただいた結論がそれでは、大海原のただ中に落とされたようなものでしょう。

ですので、ここからはさまざまな方法や心構えをご紹介していきます。
自分に合う方法、合わない方法を試していただければな、と切に願っております。